どんなに辛くても、舞台から降りない

励ましたい人がいたから
なんとなくFacebookで呟いたけど

なんで私がそう思うか?
の話。

自分がそういう経験をしたから。
そういう経験をした人は意外に多いかもしれない。

私は陸上の長距離をやっていた。
高校を卒業して
大学に行こうかとか迷わずに
実業団で頑張っていたけど

結果を出さなきゃというプレッシャーで精神的にやられて、田舎に帰った。

オリンピックにトラック競技で出場する‼︎
なんて夢は、あの時でも5パーセントくらいだったろう。

まだまだ一流選手ではなかったから。

だけど
オリンピックの選考会である
日本選手権には出場していた。

田舎に帰ったあと
やっぱり走りたくて
応援してくれる人もいて(合宿や遠征が必要なら支援すると言ってくれた)

1人で練習してみたりした。

けれど、上手く動かない身体。

たった1人での日々。

焦る気持ちばかりで日にちが経つ。

年齢が上がるほど肉体的に不利だと思っていたから。

実業団チームに所属していた時代のレベルでの練習は全然出来なかった。

私の気持ちが弱かった、とか
オリンピックに出ようという意思が実はそこまでじゃなかった、と言えば、そうかもしれない。

そして結婚した私は
就職しようとして
いいなと思った仕事がことごとく
学歴で資格条件を満たせない事を知り
学校に行こうかと考えた。

色々調べたりしたけど
主婦をしながら学費の捻出のために働き
覚えの悪くなった頭で学ぶ事の大変さに直面。

勉強って、贅沢な事だったのだ
この時に初めて知る。

時間もお金も気にせず
とことん自分の為に頑張れる環境。
勉強って、なんて贅沢。

今なら、勉強は立ち向かえるけど
その当時はまだまだ心がしっかりしてなくて、勉強も諦めてしまった。
なにより学費に心が折れたのだ。


陸上は
所属チームや決められたルーティンの生活の中で
会社から守られた条件で
合宿や遠征に行き、
マッサージを受け、
美味しい食事を食べていた。
みんなで同じ練習メニューをこなし
しんどくて全身筋肉痛でも、
腹筋しすぎて尾てい骨痛くても、
その生活の中の一部だから、
出来ていた。

学校も、
学ぶ場所と時間割と先生がいて
学生のうちはお金の心配なんてした事なくて
テストとか宿題とか、
目の前にあることをやって、
なんとか流れに乗っていた。

私の中の感覚では
レールに乗っているイメージ

登り坂とかはあるけど
レールに乗っている間は
頑張れば進むことができたのだ。

だけれど、レールから降りたら
進む方向もわからないし、
何もない荒地で車輪は回らない。

自分でレールを敷いて行くか
もとのレールに戻らなきゃならない。
でも重たい車体をレールに乗っけるのは

レールの上で頑張っていた以上にエネルギーも根性も必要だった。


私は今、何かを頑張っている人に伝えたい。


日本のトップ選手ではなかった私にも
オリンピックはあり得た話なんだ。

だって、私はその競技に取り組んでいたから。
その土俵にまず立っていたんだ。

たとえ5パーセントでも
可能性はゼロじゃない。


だけど
レールから降りたら
可能性は無くなってしまう。

だから、
しんどい時
辛い時
沢山あると思う。

いくらレールの上でも、
そういう時は絶対に沢山ある。

だけど
まだその世界に居たい
やりたい事がある
そう思うならば
無理に車輪を回そうとしなくてもいい
だけどレールから降りないでほしい。

再び走り出せるかもしれないから。

心を鎮めていたら
レールが二股に分かれる時があるかもしれないし

楽に進める時もくるかもしれない。


降りて、後から学ぶことも必要かもしれないけれど

降りる前に
周りの景色を見たり
色んな人に相談したりして欲しい。

レールを降りた後に
後悔しないように。

横山まい

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