姉の家に居候3日目
子どもたちにごはんを作って貰いました。
※姉夫婦は仕事
昼は焼きそば
夜はオムライス、ポテトサラダ、カボチャのスープ
ごはんの間には洗濯を干してもらったり
掃除機をかけてもらったり
みんな頑張っていました^_^
何が入ってるか知ってる?
どうやって作るか知ってる?
クイズしながら作りました。
子供って、見ていないようでキチンと見ていますよね。
私は幼い頃祖父母と同室で寝起きしていました。
三番目末っ子で母も父も忙しく
上二人とは年が離れていたので
おじいちゃんとおばあちゃんと一緒にいました。
それで、毎日ずっと一緒にいるので必然的にお手伝いもしていたんです。
初夏にはフキを切ってきて、ボールにいっぱいの水であく抜きしながら筋をとる。
アクで手が茶色くなるんだよね。
夏には庭でとれたとうもろこしを
美味しい時期にたくさん蒸かして
全部キレイにもいで冷凍。
(これはのちのち、シチューに使うためです)
秋は庭の栗拾いをして、水を張ったボールに浸けて、小刀で皮むき。
稲刈りの時は
佃煮にするためのバッタを沢山捕まえて。
もちろん、刈った稲をハゼにかけるためのお手伝いもしました。
冬になる前には、
渋柿を紐で吊るして干して
日々もみもみして干し柿を作ったり
氷餅を作るためにお餅に新聞紙を巻くお手伝い。
暮らしの中に
自然とあったお手伝い。
と、いっても所詮子供。
しっかりきっちりやっていたわけではなく
出来るところ、
精神力の続くところまでやって、
あとはウロウロしていただけだと思います。
ですが
とっても不思議なことに
大人になった今、
大体の手順を覚えていて、
なんとか作れるのです。
もちろん
わからないところを補うために調べて知識を補ったりしますが
おばあちゃんこうやっていたなぁって、思い出しながら作業が出来ます。
食材を見て
なんとなく完成系がイメージできる。
だから
母親になった今
私は、娘たちが聞いてなくても植物の名前や成長を話したりもするし
料理の下ごしらえを手伝わせます。
きっと、彼女たちも大人になって
誰かのためにご飯をつくようになるとき
いろんなことを思い出しながら下ごしらえするようになるはず。
レシピだけではわからない
ちょっとした知恵が
その時備わっているはず
食べ物だけではなく
キャンプに行った記憶や
一緒に何かをした記憶は、財産になる。
自分がそうであったように
ちゃんとやっていなくても
その時の景色や空気の匂い
季節や道具など
記憶に散らばるモノたち。
それがこの先を生きる子どもの糧になりますように
私は
お手伝いに、そんな願いを込めています。
小さなこたつで、
水を含んでシワシワな栗を、
一つ一つ小さな包丁で皮を削ぐおばあちゃん。
一枚の絵のように覚えています。
娘たちは
何が記憶に残るのだろうか。
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